「乗っているハイエースを売りたい」と思ったときに気になるのは、どうすれば高く買い取ってもらえるのかですよね。高価買取を実現するためには、買取をしてもらう時期が重要です。
本記事では、「1年のなかでいつ売るのがベストか」、「ハイエースがどういう状態になる前に売るのがよいか」などを紹介します。
より高くハイエースを買い取ってもらいたいという人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ハイエースを高値で買取ってもらえるのは何月?
所有している自動車を売るときには、できる限り高く買取ってほしいものですよね。ハイエースを高価買取してもらうためには、さまざまな条件を満たす必要があります。
「1年のなかで高価買取してもらえる時期に売る」というのも、その条件の1つです。
もっとも高価買取してもらえる時期は1月と2月
ハイエースをより高価買取してもらいたいのであれば、1月か2月に売るのがおすすめです。
なぜ1月や2月に売るのがおすすめなのかですが、春になる前という時期は自動車のニーズが増加する時期だからです。春前は、企業への就職や転勤といった理由で、自動車を求める人が増えるため買取価格も上昇すします。
また、「決算を年度末にしている買取業者が多い」というのも、1月と2月に自動車の買取価格が上がる理由の1つです。
当たり前ですが、中古車販売の利益アップによって決算の数字を良くするためには、まずは中古車を仕入れないとなりません。そのため、買取価格を他の時期より優遇して、より多くの中古車を手に入れようとするわけです。
このように1月と2月は、自動車の必要性が増え、決算前という売却に有利な時期となります。「どうしても所有しているハイエースを急いで売らないとならない」という人以外は、1月か2月に売るのがよいでしょう。
9月か10月でも高価買取してもらえる
1月や2月ほどではありませんが、9月や10月も高価買取してもらえる時期です。
高価買取してもらえる理由は1月と2月の場合と同様です。9月と10月という時期も、新しい生活の開始のタイミングなので、自動車のニーズがアップするわけですね。
また、決算前という状況も1月と2月と同じとなっています。年度末決算ではありませんが、秋には中間決算があります。中間決算の前ということで、9月と10月にも買取価格が上昇するわけです。
「1月や2月に手元のハイエースを売るのは難しい」という人は、9月、もしくは10月に売却できないかを考えてみてください。
ハイエースの買取までの流れは「ハイエースの買取の流れとは?査定額を上げる為に抑えるべきポイント」を参考にしてください。
モデルチェンジ前に売ると高価買取へつながる
買取価格をアップさせるためには、モデルチェンジをする前に売ってしまうのがよい手です。
手持ちのハイエースが旧モデルになる前に売るのが賢い選択
モデルチェンジをする前に売るのが吉である理由を解説しましょう。モデルチェンジが買取価格に与える影響を考えるとよく分かりますね。
モデルチェンジが行われると、「よし、新しいモデルに買い換えるぞ」という考えを持った人が多くなります。そうすると、旧モデルがどんどん売られて、市場に旧型の数が増えてしまいます。供給過多となると値崩れが起きて、古いモデルの価格は落ちてしまいます。
このように、モデルチェンジが起こると買取価格が下落してしまいます。より高くハイエースを売るためにも、「ハイエースの新モデルが近々出るらしい」というような情報をキャッチしたら、売りに出すことを考えましょう。
高価買取の実現には走行距離も重要なポイント
自動車の買取価格には、「走行距離」という要素も関係してきます。
走行距離というのは自動車の寿命を示す指標です。そのため、買取価格に大きな影響を与えます。
どういう形で買取価格が変動するかですが、走行距離が5万キロになると、大幅に買取価格が下がります。10万キロともなると、もっと買取価格がダウンしてしまいます。
ハイエースは、他の車種より走行距離による価格のダウンは小さいですが、5万キロ、もしくは10万キロになる前に売却した方がより高く買取ってもらえることでしょう。
「1月や2月に売る」、「モデルチェンジ前に売却」という以外にも、「走行距離が5万キロ、10万キロになる前に買取ってもらう」というのも肝要だと覚えておいてください。
買取価格の相場を知ることで買いたたきを回避
手持ちの自動車を売却するときに大切なのは、「相場より安い価格で買取られてしまった」とならないようにすることです。
売却交渉の前にハイエースの相場を知っておこう
どうやったら買いたたきを回避できるかですが、所有している自動車の買取価格の相場を知っておくことが重要です。相場があらかじめ分かっていれば、見積もりの価格と比較することで、交渉相手が買いたたこうとしているかどうかを知ることが可能です。
そうなると、気になるのは、「相場の価格を知る方法」ですよね。買取価格の相場を知りたいときは、ネットでの調査がおすすめです。
ネット上には、自動車の買取価格や中古車価格を公開しているサイトがあります。そのサイトを見れば、ハイエースはもちろん、さまざまな自動車の情報を手に入れることが可能です。
このように、現代では家にいながら、買取価格の相場を知ることができます。高価買取をしてもらうためにも、「車の売却の相談をしてこよう」と思っている人は、まずはネットで調査をしてみることをおすすめします。
ハイエースの買取相場について詳しく知りたい方は「ハイエースの買取相場はいくら?グレード別に徹底解説」をご覧ください。
相見積もりをして、より高く買い取ってくれる業者へ売ろう
高価買取をしてもらうには、相場価格を知るだけでなく、相見積もりをするのも肝要です。
相見積もりがどういったものなのかですが、「複数の業者へ見積りを出してもらって、それぞれを比較すること」ですね。「A社は100万、B社は110万という見積りを出してきた。より高く買い取ってくれるB社に売ろう」というようなイメージです。
複数の業者へ相談しに行くのは手間かもしれませんが、高価買取を実現するには相見積もりをしなければなりません。買いたたきをされず、ハイエースをより高額で買取ってもらうためにも、相見積りをしてください。
まとめ
最後に本記事で紹介した事柄をまとめてみましょう。
まず、もっとも高価買取をしてもらえる時期ですが、中古車のニーズが増える1月か2月となっています。1月と2月よりは買取価格が落ちますが、9月や10月も高く買取ってもらえる時期なので、売却するにはおすすめです。
その他の高価買取につながる要素としては、モデルチェンジや走行距離があります。
モデルチェンジがおよぼす影響ですが、「新モデルに乗り換える人が増えて、旧モデルが市場にあふれる」というものがありますね。旧モデルが市場に増えれば、価格の下落が起こるので、モデルチェンジ前に売らないと損をしてしまいます。
もう1つの要素である走行距離は、5万キロと10万キロという値を境に、買取価格を減少させる効果があります。より高く買い取ってもらいたいのであれば、走行距離という値に目を向けることが大切です。
このように、自動車の買い取りにはさまざまな要素が関係してきます。多くの要素がベストなときに相見積もりをして、高価買取を実現してくださいね。