普段から社有車としてハイエースを利用されているけれど「そろそろ車のガタがきたところだし替え時だな」と考えている方もいるのではないでしょうか?
ハイエースを社有車として使っている場合には、平日はほぼ稼働することになりますので、必然的に長距離走行車になってしまいます。
車を売るにしても走行距離が10万キロ以上の車はお小遣い程度のお金にもならないのが現実ですが、ハイエースに限っては走行距離がどれだけ長くても高価買取が実現する可能性が高いです。
社有車のハイエースがなぜ高額で売れるのでしょうか?社有車のハイエースが売れる理由と買取相場を解説します。
社有車が高額で売れる4つの理由
社有車が高額で売れるのは以下の4つの理由が関係しています。
- 発展途上国の環境に社有車が適しているから
- 日本車の品質と耐久性の良さ
- 商用車は海外に輸出されることが当たり前だから
- プロボックスやサクシードなどの商用車の需要が海外では高い
一つずつ詳しくみていきましょう。
発展途上国の環境に社有車が適しているから
ハイエースやプロボックスなど社有車として国内で需要が高い車は、丈夫で大人数が乗り込める車ということで、南米や東南アジアといった発展途上国の環境にマッチしています。
海外の路面は日本と比べて状態が悪く、車が丈夫でない限りすぐに故障してしまいます。万が一移動中の道で車が故障してしまった際には、大人数で車両を押して移動させないといけません。海外の需要とマッチしている分、ニーズも高いことが社有車が高額で売れる理由の一つです。
日本車の品質と耐久性の良さ
日本で作られた車は海外の車と比べて、10年・15年と運転しても壊れにくい耐久性の良さと品質の高さが好評です。
発展途上国で車を購入することは、人生の中でも数少ない大きな買い物です。日本のように数年おきに車を乗り換えることは決してしません。
高い費用を支払って車を買うからこそ、品質と耐久性の高い日本車がよく購入されます。
商用車は海外に輸出されることが当たり前だから
社有車は日本に限らず海外でも中古車として多くの車が流通しています。中古車で社有車を売る場合、日本では走行距離や年式によって買取価格が決まり、高価買取金額が実現する可能性は極めて低いです。
しかし、海外の中でも特に発展途上国では、日本よりも高値で売れケースが多く、その分利益率も高い傾向があります。
社有車を売る業者からしてもより大きな利益率で中古車を売りたいですよね。現在では商用車が海外に輸出されることがほとんど当たり前になっています。
プロボックスやサクシードなどの商用車の需要が海外では高い
ハイエースに限らず商用車として人気の高いプロボックスやサクシードも海外では需要の高い車です。ハイエースほど多くの人が乗車できる訳ではありませんが、車内が広く丈夫で燃費性能も優れています。
売却された車の行方は「売却したハイエースの行方とは?ハイエースや日本車の輸出国ランキング」で詳しく解説しています。
社有車のハイエースはどのくらいで売れるの?買取相場一覧
社有車のハイエースはどのくらいで買取されるのでしょうか。ハイエースを中心にキャラバンやエブリィ、プロボックスなど商用車として需要の高い車の買取相場をまとめてみました。
トヨタ・ハイエースバンの買取相場
年式 | グレード | 査定金額 |
2007年 | DX | 110万円〜115万円 |
2010年 | DX | 130万円〜140万円 |
2012年 | DX | 150万円〜155万円 |
2013年 | DX | 170万円〜175万円 |
2015年 | DX | 185万円〜190万円 |
日産・NV350キャラバンの買取相場
年式 | グレード | 査定金額 |
2012年 | DX | 90万円〜97万円 |
2016年 | DX | 140万円〜145万円 |
2017年 | DX | 163万円〜170万円 |
スズキ・エブリィの買取相場
年式 | グレード | 査定金額 |
2009年 | JP | 20万円〜27万円 |
2010年 | JPターボ | 30万円〜37万円 |
2013年 | JPターボ | 55万円〜60万円 |
2015年 | JPターボ | 70万円〜75万円 |
トヨタ・プロボックスの買取相場
年式 | グレード | 査定金額 |
2014年 | プロボックスDXコンフォートパッケージ | 80万円〜85万円 |
2015年 | プロボックスDXコンフォートパッケージ | 100万円〜105万円 |
2016年 | プロボックスDXコンフォートパッケージ | 103万円〜110万円 |
社有車を高く売りたいならコレをみろ!高く売るために必要な3つの方法
社有車は海外で人気と需要の高い車です。どうせ車を売る予定なら、1円でも高い金額で買い取ってもらいましょう。
社用車をより高い金額で売るためには以下の3つの方法があります。
- 業者同士のオークションで高く売る
- ネットの一括査定を使って高く売る
- ディーラーの下取りで高く売る
業者同士のオークションで高く売る
業者同士のオークションでは、業者同士が価格競争を行い最低落札価格を超えた場合に車が売却されます。
業者同士でオークションを行うことにより、自分が所有している社有車が中古車市場の適正価格で売却されるメリットがあります。
業者に車の査定を依頼すると、どうしても適正価格より低い金額で下取りされるものです。しかし、最低落札価格をオークション前に設定することで、より高い金額で中古車を売却できます。
中古車オークションについて詳しく知りたい方は「中古車(オート)オークションとは?メリットやデメリットをご紹介」をご覧ください。
ネットの一括査定を使って高く売る
「オークション査定やディーラーに自分の車を持っていくのが面倒」と感じる場合は、ネット上での一括査定で1日でも早く現金化することをおすすめします。
ネットの一括査定は、買取依頼を指定した買取業者に依頼することで、依頼と同時に査定見積が届くサービスです。
おすすめの一括査定業者として、実績豊富なカービュー愛車一括査定や安心車.jpなどがあります。
査定見積を出してくる買取業車には、ビックモーターやガリバーなど大手買取業車があり、その中でも最高値の会社に売却できる特徴があります。
また、金額に納得いかない場合には価格交渉も可能ですので、自分が納得いく金額に近づけることもできるでしょう。
査定依頼から早くて3日以内に現金化できる可能性も十分に考えられます。
ディーラーの下取りで高く売る
社有車を売却すると考えると必ずといっていいほど仕事上の付き合いが関係することがあります。もし会社のお客様にディーラー会社がある場合には、ディーラーと直接交渉してみるのもおすすめの方法です。
普段からよく知っているディーラーであれば、価格交渉もしやすいですし、仕事の関係上が悪化するような買取金額を提示してこないと思います。
ただし、1つのディーラーで決めるのではなく、できれば2社以上から査定金額を提示してもらいましょう。
【社有車】査定額が高くなりやすい車、低くなりやすい車の特徴
社有車の中でも査定額が高くなりやすい車と低くなりやすい車の判断基準を紹介します。もし社有車を売却しようとお考えの方は、以下の内容を参考にしてみましょう。
査定額が高くなる社有車の特徴
査定金額が高くなりやすい車の特徴は以下です。
- 無事故(一番大切)
- メンテナンスがしっかりされていた
- 会社用のステッカーが貼られていない
社有車の中でも、査定額が高い金額を出しやすい車の特徴として「無事故」が大きく関係してきます。
無事故の車は車体に大きな損傷がない分、中古車としての買取金額も高くなります。
また、会社用のステッカーを貼っていない車に関してもステッカーが貼られていない分、車としての汎用性があり、高い査定金額が出やすいです。
査定額が低くなる社有車の特徴
査定金額が低くなりやすい社有車の特徴をみていきましょう。
- 事故車
- 車内にタバコの匂いがする
- 会社のステッカーが貼ってある
査定額には「事故車」であるのか、ないのかが大きく関係してきます。物損ならまだしも、人損の場合には目には見えない事故歴があるため、査定額が低くなりやすい傾向があります。
さらに、車内で喫煙されていた社有車も匂いが残るため査定金額のダウンが予想できます。
会社のステッカーを貼っている社有車は査定金額が低くなりやすいですが、買取依頼する前にステッカーをきれいに剥がしておくと査定金額に影響が心配はありません。
まとめ
ハイエースに限らず、プロボックスやエブリィなど社有車として使用されていた車が高値で買取されるには、日本車の「耐久性の良さ」と「品質」が大きく関係しています。
また、日本では10年以内に車を買い替えるのは当たり前になっていますが、海外では15年・20年と一台の車に乗り続ける特徴があります。
日本と海外の車に対する認識の違いも買取金額に大きく関係していますね。社有車を売りたい方は走行距離だけで売れる、売れないを判断するのではなく、一度買取査定業車に査定依頼してみましょう。
あなたの社有車が高額で買取される可能性も夢ではありませんよ。