仕事の車?レジャーの車?ファミリーカー?トヨタの「ハイエース」は使い勝手も良く、様々な用途に大活躍です。
そんなハイエースの「車体の色」って気にしてみたことありますか?実は、カラーの選び方によって損をしたり得をしたりする事があるんです。
では、どんなボディカラーがあるかや、それぞれの色の特徴によって、後々の車の価値を左右するのか、お得情報をご紹介していきましょう。
ハイエースボディカラーの特徴
ホワイト(全グレード対応)
ごく普通の「白」です。ホワイトパールと違い、メタリック塗装ではなくソリッド塗装の為、なんとなく「商用車」というイメージが強い色ですね。
ベタ塗りの「白色」ですので、水垢が目立ちやすいのと、「仕事の車」「商用車」というイメージがどうしてもありますよね。
塗装工程が少なく、修理時の塗装費用も抑えられるためシンプルにハイエースに乗りたいという場合には無難に選べるボディカラーです。
実際に社用車や商用で使用される事が多いので、多く選ばれているカラーでもあります。
ホワイトパールクリスタルシャイン(スーパーGL)
メーカーオプションで、税抜き30,000円の車体色です。単なる白よりもパールの輝きがボディ表面を綺麗に見せてくれるため、人気のある車体色です。
上級グレード「スーパーGL」にオプションで付けられる専用色になります。DXなどのベースグレードには設定がないため、自家用車として使うユーザーを中心に人気があり、街中でも良く見かけるカラーですね。
主にレジャー使用や、ファミリーカーとして選ばれる場合が多いですが、最近では仕事の車としても見た目を重視してカスタムされる方にも大変人気のある色です。
シルバーマイカメタリック(全グレード対応)
ハイエース以外にも多くのトヨタ車に採用されているシルバーです。ホワイトと同様、商用として選ばれることの多い車体色ですが、カスタムベースにも選ばれる事が多い色です。
シンプルなメタリック系の色で、傷や汚れが目立ちにくく、埃っぽいところで作業されたり駐車したりするような状況が多いと、メンテナンスにとても助かる車体の色です。
商用車のハイエースの買取については「社用車のハイエースの買取相場は?社用車を高く売る方法をご紹介」をご覧ください。
グレーメタリック(スーパーGL)
ブラックマイカとシルバーの中間に当たるボディカラーです。暗すぎず明るすぎない車体色で、シンプルで飽きのこない色です。
「ブラックマイカだと汚れが目立つし、シルバーだと普通すぎる」という方には、間の色であるグレーメタリックがオススメ。
カスタムしてもカッコ良くステッカーなどを貼っても無骨で男らしい雰囲気になるので、あえてこの色を選ぶユーザーもいます。
ブラックマイカ(スーパーGL、DX・DX“GLパッケージ”ロングボディのみ)
どんな車でも人気のあるブラック系の色で、やはりハイエースでも人気のある色です。ただの黒色ではなく、メタリックでキラキラと輝くブラックです。黒味が薄いと感じるユーザーもいるので、実車を確認する事をオススメします。
ソリッドのブラックと違いメタリックが入っているため、多少汚れや傷も目立ちにくいのが特徴です。
比較的、乗用やレジャーで使用されている事が多いボディカラーとなっており、中古車市場でも人気のある車体の色となっています。
ボルドーマイカメタリック(スーパーGL)
暗めの落ち着いた紫色になります。あまり見かける事のない色ですが、個性的なボディカラーが良い方にオススメです。
あまり見かけない色ですが、マイナーチェンジ後の新色となっています。
ハイエース乗りにはあまり選ばれない色なので、個性的に乗りたい方には良い色でしょう。乗用やレジャー、カスタム仕様に向いています。
ライトイエロー(DX)
薄いクリーム色で、いかにも商用車といったカラーになります。優しいクリーム色のボディに、会社の名前などをステッカーすればバッチリ社用車としてイメージが良さそうですよ。
あまり選ばれる色ではありませんが、汚れも目立ちにくくお手入れも楽なのでレトロな感じで乗りたい人にも良いでしょう。
ホイールやタイヤを変えて、アメリカンなスタイルにしても似合いますよ!
ダークブルーマイカメタリック(全グレード対応)
紺色に近い、濃いめのブルーです。乗用車としても色味があるので良いですが、選ぶ人は少ないようです。
こちらもマイナーな色になりますが、それだけ乗っている人が少ない色なので、少し変わった色に乗りたい人にオススメです。
濃いめのブルーで乗用にも良いですが、泥やホコリ黄砂などが大変目立ちやすい色なので、お手入れが少し大変かもしれません。
ハイエースワゴングランドキャビン専用色(ベージュメタリック/ラクジュアリーパールトーニング)
こちらはハイエースワゴングランドキャビン専用色となります。
一目でわかる大人数乗りの車体にツートーンのボディカラーで、グランドキャビンであると見分けがつきやすいですね。レンタカーや社用車としてもよく採用されているカラーです。
品のある色で、ホテルやレストラン、料亭の送迎などでも良く使用されるハイエースの車体の色です。車体下部がベージュとなっており、ホコリや泥ハネが目立ちにくい色なので、お手入れも簡単です。
参考:https://toyota.jp/hiacevan/style/
参考:https://toyota.jp/hiacewagon/style/
人気のボディカラーは?
国内外を問わず大変人気のあるハイエースですが、どんな色が人気があるのでしょうか?まずは何と言ってもパールホワイトです。
スーパーGL専用色ですが、売れているグレードでもかなりの割合でスーパーGLが占めています。その中でもダントツに人気のボディカラーになります。
ホワイトと違い商用車感も少なく、汚れなどのお手入れも楽でキレイな色なので、仕事にレジャーにカスタムに幅広く人気のある車体の色です。
また、ブラックマイカも人気があります。やはり白と黒はどんな車でも人気があり、ハイエースも例外ではありません。
汚れが気になる所なので、お手入れが面倒な方にはオススメできませんが、ハイエースでもビジネスの車の印象が少ないブラック系の色が大変人気です。
他にも、シルバーやグレーなどのモノトーン色が人気がありますが、やはり白系、黒系には敵いませんね!
ボディカラーで買取価格が全然違う?ハイエースのボディカラー
ハイエースに限らず車全体に言える事ですが、車体の色によって「買取価格」が大きく変わってきます。
車を購入する時に、なんとなく好みでボディカラーを選ぶ方が多いと思いますが、いざ売る時に数十万円も買取価格が変わるとなればどうでしょう?
少しでも高く売れる車体色を選びたくないですか?それではどんな色が高額で買取されているのか見てみましょう。
ダントツ高額「ホワイトパールクリスタルシャイン」
スーパーGLに設定されている車体色で、人気が高く最も販売台数の多いボディカラーです。中古車市場でも新車同様人気があり、必然的に買取価格が高くなります。
DXなどのグレードでも白系が人気で、ホワイトが比較的高額で買取されていますので、車体の色に悩んだらとりあえず「白系」で間違いありません。
不動の人気「ブラックマイカ」
やはり他の車と同様、「黒系」の色はハイエースでも高額で買取される対象です。グレーメタリックもソコソコの人気ではありますが、やはりブラックマイカほどではありません。
難しい所は、傷や汚れが目立ちやすい色なので、ボディ表面のコンディションが悪いと買取価格も低評価になる可能性があるということです。
キレイだと他の色よりも数十万円高くで売れるため、少し気を使ってお手入れをしてあげましょう。
不人気色、買取価格が低いボディカラー
ハイエースで買取価格が低いボディカラーは、「イロモノ」と言われる車体色です。ダークブルーマイカメタリック、ライトイエロー、ボルドーマイカなどは個性的で他にはない魅力がありますが、それだけ購入する人が少ないということです。
中古車市場でも需要は少なく、車体価格は低く設定されています。そうなると、買取価格を下げざるを得ませんので、人気のある白黒系と比較すると、数十万円程度金額に差が出てしまいます。
「それでも個性的な魅力が良い!」
というなら、「イロモノ」を選ぶのはアリでしょう。
いたって普通、「シルバー系」の買取価格
ハイエースの買取価格でいたって普通の車体色は、「シルバー」です。グレーメタリックも同じ部類に入りますが、特に買取価格が良いわけでもなく悪いわけでもありません。
しかし、人気の高いホワイトパールやブラックマイカと比べると、やはり金額差は小さくありません。
「どれでもいいからシルバー」という選択肢はやめておきましょうね。
ハイエースの買取相場は「ハイエースの買取相場はいくら?グレード別に徹底解説」をご覧ください。
まとめ
人気のあるハイエースですが、車体色によってさらに大きく買取価格が変わるのがお分かりいただけましたでしょうか?
自分の好きな色もいいですが、数万円〜数十万円も車の価値が変わるなら考えも変わるかも知れません。車の価値をさらに上げるための知識として、頭に入れておいてください。