車の価値は年々減少していき、ほとんどの場合走行距離が多いほど買取金額が安くなっていきます。
日本では約10万キロ前後の走行距離の車を過走行車と呼びますが、ハイエースに限っては走行距離に関係なく、高価買取が実現しやすい車とも言われています。
では、ハイエースでは何十万キロからが過走行なのか。ハイエースを買取に出せる限界を調べてみました。ハイエースの走行距離に対する買取金額について知りたい方は是非参考にしてください。
日本では10万キロ以上が過走行車、でもハイエースは違う
車の寿命は10万キロが限界と言われていますが、ハイエースに限ってはたとえ100万キロ走っている車であっても過走行車ではありません。
10万キロを超えたハイエースでも走行距離に関係なく、買取される傾向があります。
参考: http://kuruma-hack.net/nankiromade/#100km
海外では10万キロを超えたハイエースが全体の4割を占める
日本での過走行車の定義は、新車から抹消登録されるまでの年数と1年につき約1万キロでカウントしていきます。
ですがハイエースに限っては、たとえ走行距離が10万キロを超える車であっても車の寿命がくることはありません。
過去6ヶ月間で取引された5,000台のハイエースのうち全体の4割は10万キロ以上の走行距離の車両という事実がありました。
さらに約4割の取引された車の中には価値なしと判断され、無料で引き取ったデータは一台もありません。どんなに走行距離が多いハイエースでも無料で買取される可能性がないのです。
参考:https://hiace-uru.net/state-sell/overtaking/424
10年落ち22万キロで買取金額200万円以上の実績も
ハイエースの買取実績の中には10年落ち22万キロで約200万円以上で取引された実績があります。
新車でなくても中古車市場におけるハイエースの価値は、日本での平均寿命や走行距離に限らず、車としての価値を保ち続けることがわかりますね。
「このくらいの走行距離なら売れない」と自分で判断するのではなく、高値で買取される業者にハイエースを持っていきましょう。
ハイエースの買取相場については「ハイエース100系の買取相場はいくら?高価買取のために抑えておくべきこと」「ハイエース200系の買取相場と高く売れる理由を解説」を参考にしてください。
過走行者でもハイエースが売れる3つの理由
そもそも走行距離に限らず過走行車であるハイエースが高価買取されるのはなぜなのでしょうか?過走行車のハイエースでも高価買取が実現するには3つ理由があります。
- 走行距離に対する認識の差
- 何年乗っても壊れない耐久性の良さ
- 需要と人気の高さ
過走行車のハイエースでも買取される理由について詳しくみていきましょう。
走行距離に対する認識の差
過走行車のハイエースでも高く売れやすい理由には「走行距離に対する日本と海外の認識の差」が大きく関係しています。
日本では10万キロ走行した車に対して、過走行車と判断され車の買い替えを検討する傾向があります。しかし、海外ではたとえ10万キロ以上走行した車であっても「壊れなければ運転できる」という認識であり、車を買い換える必要はありません。
日本車の中でもトヨタの車は耐久性と走行性能に優れていることもあり、故障が少ない車として世界的に高い信頼性と人気を誇っています。
何年乗っても壊れない耐久性の良さ
数多くある車の中でも特にハイエースは車としての走行性能はもちろん、耐久性の良さが理由に繋がっています。
また、トヨタのエンジニアが「100年乗っても平気で走る車」と公言しているのも事実であり、10万キロ以上走っても車両が故障する可能性はありません。
発展途上国での車の購入は人生の中でも一度きりの買い物であり、故障しにくく、耐久性の優れた車を購入する傾向があります。
発程途上国などの購入傾向からみると、ハイエースは環境の対応に難しい地域であっても車が壊れることはなく、何十年も運転し続けられる車という条件に適切なことがわかりますね。
需要と人気の高さ
ハイエースは海外でも人気がありますが、特にアジアやアフリカ諸国の発展途上国では「壊れない」「長持ちする」「人や荷物をたくさん詰め込める」車としての需要と高い人気を誇ります。
中でもアフリカでは、ハイエースをタクシー代わりに利用する方がほとんどであり、日本車の需要の高さと利便性の良さが伝わりますね。
人気が高くなれば高くなるほど、走行距離に関係なく海外での需要と人気の高さから高価買取が実現しやすくなっています。
現状としては中古車の輸出業者がハイエースを日本から高額な料金で買取、需要の高いアフリカやアジア圏内に輸出して販売しているのがほとんどです。
ハイエースの買取の流れは「ハイエースの買取の流れとは?査定額を上げる為に抑えるべきポイント」を参考にしてください。
ハイエース売るならココがおすすめ!高価買取に強い5つの専門店
ハイエースを高値で売るためには年式や走行距離の他にも、買取査定業社を選ぶ必要があります。ここでは、ハイエースの高価買取が実現しやすい専門店を5つご紹介します。
- ガリバー
- タウ
- カーネクスト
- カーセンサーネット
- 楽天の愛車無料査定
1社ごとの特徴と買取査定傾向について詳しく確認してみましょう。
おすすめ1:ガリバー
ハイエースの高価買取が時実現しやすい専門店として1つ目におすすめするのが、ガリバーです。
ガリバーは中古車買取り業界の中で最大規模の買取専門店であり、日本だけでなく海外展開を行なっている会社になっています。
最近では、海外でも事業規模を拡大していることもあり、輸出市場にも詳しく、ハイエースの買取を得意としている特徴があります。
ガリバーで高価買取を実現させるポイントとしてアポなしではなく、Web予約を事前に行い、出張査定してもらいましょう。
実際にガリバーでは店舗訪問よりも出張査定の方が高値で買取される傾向があります。過走行車のハイエースをなるべく高く売りたい方におすすめの買取専門店です。
おすすめ2:タウ
事故車や過走行車などの状態の悪いハイエースを売りたい方には、タウがおすすめです。世界100カ国以上に輸出の販売網を備えているタウでは、輸出需要の高いハイエースの高価買取が実現しやすい専門店の一つになっています。
もしあなたのハイエースが過走行車に加え、動かない、事故車、年式が古いなど悪条件が重なっている場合でもタウなら海外需要を踏まえた上で、高く買取してもらえます。
まずは電話での来店予約ではなく、タウホームページ内でハイエースの相場を調べてみましょう。
おすすめ3:カーネクスト
ハイエースの高価買取が実現しやすい3つ目のおすすめ買取専門店は、カーネクストです。カーネクストでは、ハイエースの中でも車検切れや不動車、事故車などの状態の悪い車両の買取を得意とする専門店であり、廃車代やレッカー代が一切かかりません。
過走行車のハイエースに加え、車が動かない状態でも車を売りたい、という方におすすめする専門店です。もしハイエースが動かない状態の時には、カーネクストの査定依頼を利用してみましょう。
おすすめ4:カーセンサーネット
ハイエースの買取査定をお願いしたいけどできれば無料でやってもらいたいと考える方には、カーセンサーネットがおすすめです。
カーセンサーネットでは査定が無料なだけでなく、無料一括査定として値段を素早い時間で確認できるメリットがあります。
無料一括査定の加盟店には中古車輸出を得意としている会社が多数参加しており、あなたのハイエースを輸出需要も含めた上で査定してくれるでしょう。
査定の前にまずは相場から知りたい、という方におすすめしたい買取専門店です。
おすすめ5:楽天の愛車無料査定
ハイエースの高価買取が実現されやすい専門店として最後におすすめするのが、楽天の愛車無料査定です。
査定会社としてはオードソックスな一括査定サイトであり、車の情報を入力するだけで加盟している大手買取専門店からハイエースの買取金額の相場がメールで送られてきます。
さらに楽天のこの愛車の無料査定では、査定依頼を行うだけで楽天スーパーポイントが5ポイント貰え、成約すると1,500ポイント貰えるサービスとなっています。
一件一件、買取査定のために来店するのは面倒、という方におすすめしたい買取専門店です。
まとめ
ハイエースはどんなに走行距離を走った車でも買取価格がゼロということはありません。どんな環境下でも対応できる走行性能や何十年運転しても壊れにくい耐久性の2つを備えた車になっています。
メンテナンス次第では100万キロ走れるといっても過言ではないでしょう。10万キロが車の寿命と言われていますが、ハイエースに限っては関係ありません。
ハイエースを売りたいけど過走行車だから売れないのでは、と考えている方は気にせず、高価買取が実現しやすい買取専門店を利用してハイエースを売ってみましょう。
買取査定額がアップしやすいハイエースだからこそ期待できるポイントです。