ハイエースと言えば商用バンとして、レジャー用として大変人気の高いトヨタ車ですよね。現在販売されているハイエースは「200系」と言って2004年の発売以来のロングセラーとなっています。
1989年に発売された前モデルの「100系」も、中古車市場ではまだまだ現役ですが、最近では200系の方が人気があり、車の年式や装備から見ても200系の方がおすすめです。
大人気の200系ハイエースですが、たくさんのグレードがあって「どれを選べばいいのかわからない」という人も多いはず。
中でも人気のあるグレードとして「GL」というモデルがありますが、GLならではの装備やオススメポイントもご紹介いたします。
ハイエースのグレードは「GL」か「GL以外」か?
商用にレジャーにファミリーに。。。様々な用途において大変人気の高いハイエース。そんなハイエースの中でも人気の高いグレードがあります。
それが「GL」グレードです。GLグレードといっても、他グレードにGLパッケージというモデルがあったり、標準ボディやワイドボディなど選択の幅が広くなっています。
ハイエースを購入するにあたっては、「GLかGLでないか」というのは、装備に様々な差があり、車両価格や見た目も随分と変わってきます。
じゃあ、どんな違いがあるのか?これから全車で標準の装備と、GLにしか装備されていない装備や機能に付いてご紹介します。
「ほとんど」全車標準の装備内容
GLグレードとの違いを見る前に、現在の200系のハイエースにほとんと全車標準で備わっている主な装備を確認しておきましょう。
- Toyota Safety Sense(予防安全装置)
⇒プリクラッシュセーフティ+レーンディパーチャーアラート+オートマチックハイビーム - VSC &TRC、EBD付ABS、ブレーキヒルアシスト、ヒルアシストコントロール、緊急ブレーキシグナル
- 運転席エアバッグ(助手席はオプション装着)
- ハロゲンヘッドランプ(全車オプションでLEDに変更可能)
- ワイヤレスドアロックリモートコントロール
- 盗難防止システム(登録されたキーでなければエンジンをかける事が出来ないシステム)
- 助手席アッパーボックス
- アクセサリーソケット(DC12V、120W)
- スピーカー(GLとの数の違いはあります)
上記以外にも細かい部分で全車標準装備となっていますが、よく見られがちな装備に絞ってご紹介しました。
現在販売されている新車カタログ、https://toyota.jp/request/webcatalog/hiacevan/を参考にしていますので、より細かい内容が知りたいという方はご覧になってみて下さい。
中古車で販売されているモデルなどに関しては、年式により装備内容が違いますのでご注意ください。
特に安全装備のToyota Safety Senseなどは最近のモデルから装着されはじめた機能です。全車標準装備の中でも、やはり目を引くのが「安全」に関する機能があるのは嬉しいですね。
ただし、助手席のエアバッグはオプションで選ばなければ付いていないという点には気を付けておきましょう。
それでは、GLグレードやGLパッケージならではの装備を見ていきましょう。
外装編:「GL」との違い:外装編
- フルホイールキャップハイグレードタイプ
スチールホイールに取り付けるホイールキャップの違いですが、ほとんどと言っていいほど変わりません。GLグレードでカスタムなどを検討している人は、全く無視しても良い違いでしょう。
- カラードバンパー
GLグレードである見た目の部分で一番大きな違いになります。DXグレードなどでは、ブラックの樹脂製になりボディ色と異なります。それが商用バンらしさを強く印象付けてしまうので、見た目を気にする人はGLグレードのカラードバンパーがおすすめです。
- リヤクォーター&バックドアガラスにプライバシーガラス
こちらも乗用車らしさを演出できる装備ですね。明け透けのガラスよりも車内が見えにくくなっているので、積んでいる荷物も多少見えづらくなっています。
- メッキフロントグリル
商用車として必要な装備ではありませんので、完全にドレスアップ効果しかありません。ハイエースでも見た目をかっこよく乗りたいと思うユーザーが多いので、GLグレードに人気が集まっているのでしょう。
- リヤメッキエンブレム(GLグレードのみ)
こちらはGLパッケージにはありません。GLグレードだけの装備となりますので、付いているだけで優越感に浸れるかも???
ライト、視界編:「GL」との違い
- フロントフォグランプ(標準装備)
GLグレードではフロントフォグランプが標準装備となっています。フロントフォグランプは、GLグレード以外でも販売店オプションにより装着する事が出来ますので、DXなどで後から付けたい人でもつける事が出来る装備です。
- メッキアウターミラー
DXやGLパッケージでは、アウターミラーはつや消しのブラックですので、やはり商用車感が出てしまいますが、GLグレードはカッコいいメッキ仕様になっています。ミラーカバーを取り替えたり、メッキカバーを貼り付ける事で似せることもできますが、最初からメッキ仕様なのはGLだけです。
計器盤、操作性編:「GL」との違い
- コンライト
「コンライト」と聞いて分かる人は相当な車好きでしょう。ヘッドライトの自動点灯消灯システムのことです。周囲の明るさなどを感知して自動でヘッドライトをつけてくれる機能は、商用車にはあまり付いていない装備ですね。
- 車速感応式パワードアロック(運転席、助手席連動)
こちらも乗用車では多くの車種に見られる機能ですが、走り出して一定以上の速度に達すると自動的にドアロックがかかる機能ですね。
- イージークローザー(スライドドア、バックドア)
半ドア状態までドアを閉めれば、車両がドアをしっかりと閉じてくれる機能です。「バンッ!」と音を立てながらドアを閉めたくないシチュエーションってありませんか?そんな気遣いをしたい時に役立つ機能です。
- スマートエントリー&スタートシステム(メーカーオプションにて設定可能)
GLならではの贅沢装備ではないでしょうか?今や当たり前となっているスマートキーですが、ハイエースにも設定される時代になったんですねー。約3万円というオプション金額ですが、ぜひ取り付けたい機能です。
- オーディオステアリングスイッチ(メーカーオプションにて設定可能)
ハンドル手元でオーディオ操作ができる機能です。
シート編:「GL」との違い
- シート表皮がトリコット
柔らかい触り心地が気持ちいいシート表皮なのはGLだけです。シートカバーなどをするならほとんど気にならないかもしれませんね。
- シートバックポケット
地味な装備ですが、シートの後ろにポケットがあるのもGLだけ。レジャー目的やファミリーユースにはオススメの装備です。
- リヤシートスライド&リクライニング(ヘッドレスト付き)
こちらもGLだけの装備で、やはりレジャーやファミリーには欲しい装備ですね。
室内装備編:「GL」との違い
- センターコンソール
大きめのセンターコンソールがあれば、ジュースや携帯、財布などもスマートに置いておく事が出来ます。
- LEDダウンライト
GLならではの豪華装備ですね。夜間の暗い中でもセンターコンソール部分をほのかに照らしてくれます。
空調編:「GL」との違い
- フロントオートエアコン
乗用車として使うには今や必需品と言える装備ではないでしょうか。設定した温度に自動的に風量などを調整してくれるエアコンは快適なハイエース生活をサポートしてくれますね。
まとめ
ほんの一部分ですが、主な違いを中心にご紹介しました。ハイエースはたくさんのグレードや仕様があり、グレードによる違いも複雑ですが、まずはGLグレードとの主な部分の違いを押さえておくとハイエースを選ぶ時の基準にもなって良いですよ。